漢方で重要な「水」

漢方で言う「水」とは、体内に存在する組織液や消化液など、血液以外のすべての水分の事をいいます。

内臓、筋肉、粘膜、関節などには体液が存在し、身体を構成し維持するために重要な働きをしているのです。
「水」が不足すると、のぼせ、ほてり、皮膚の乾燥などの症状が起こります。
この状態を漢方では「津虚」(しんきょ)と言い、「血」が不足して起こる「血虚」の一つだと考えられています。

日本の女性に多い冷え性は、余分に取りすぎてしまった「水」が上手く排出されず体内に溜まり、汚れて痛みや冷えの原因になる「水滞」という状態が原因の一つだと考えられ、新陳代謝が低下し身体がむくみ、冷え症の他に息切れ、咳、アレルギー反応などを引き起こします。
水滞の養生方法としては、ビール、清涼飲料水、冷たい飲み物などを摂りすぎない事が第一です。
辛いものや味の濃いものの食べ過ぎる事も水分の摂りすぎにつながってきます。
特に蒸し暑い夏場は特に注意が必要になってきます。
また衣類や寝具なども工夫をして、足腰や身体を冷やさないようにすることも大切です。

食生活では、水分代謝を整え、利尿作用が高い冬瓜やキュウリなどを積極的に食べると効果があり、胃腸の消化吸収を助ける為に小豆や豆腐、豆乳など豆類も取り入れるといいでしょう。
温かい料理にして食べると体を冷やさないのでお勧めです。
毎日30分程度、有酸素運動や入浴で汗をかいたりして、体内の余分な水分を排出することが大切です。

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