薬膳

漢方の起源である中国では、4000年も昔から「薬食同源」や「医食同源」という言葉が使用されていました。
これは食べ物の性質、効能を上手に利用する事で病気の治療や予防ができると言う考え方から出来た言葉です。

薬も食べ物もどちらも自然の物で、様々な効能があります。
昔の人々は経験により食べ物の効能を学び、生活に取り入れてきたのです。

薬膳とは漢方での考え方を取り入れた料理で、中医学理論に基づき、漢方薬の材料である生薬と食材を組み合わせた料理です。
本来は様々な病人一人一人の体調や体質に合わせ、季節や風土から考えた必要な食べ物を食べやすく調理されているものですが、現在では健康食として気軽に取り入れられる様になってきています。

薬膳を食べた事のない人の多くは、薬膳は薬のようで美味しくないのではないかと言うイメージを抱きがちです。
しかし、実際に薬膳は美味しいもので、最近ではスープからデザートまで家庭でも作れる様々なレシピがあります。

薬膳では「温性、冷性」などの食性や、「辛、甘、酸、苦、鹹」の五味、旬の食材などが重要となりますが、食性や五味はどれか一つに偏らず、バランスを考え色々な性質を組み合わせることがとても大切です。
また、人間も自然の一部であると考えられ、夏には夏、冬には冬の旬に合った物を摂ることも重要なのです。
それは人間の体が健康の為に、季節の食べ物を最も必要としているのです。
薬膳は食べ物の力で体のバランスを補修する事により、結果的に健康へ導いていってくれるのです。

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